ヴァイオリン製作家で最も有名なのが「アントニオ・ストラディバリ」。
彼が作ったストラディバリウスは高い物で12億円もする。
当時からローマ法王やメディチ家などの貴族が愛用していた。
現代でも選ばれた人間しか弾けない。
まさに上級国民専用のバイオリンだと言える。
しかし、ストラドは価格に見合わない代物。
プロ奏者達による2回のブラインド実験により、現代のバイオリンには最高評価が与えられ、ストラドには最低評価が下された。
しかも、プロでも現代のバイオリンとストラドの音色の違いが判断できなかった。
ちなみに現代のバイオリンはストラドの1/100の価格である。
1つ目の実験では、バイオリンを弾いて、「お気に入りのバイオリン4台を選び、気に入った順番に並び替える」「気に入らなかったバイオリンを指定する」ように指示されました。
実験者側ではこの結果を基に、それぞれのバイオリニストが最も気に入ったバイオリンに4ポイントをつけて、バイオリニストが気に入らないと判断したバイオリンは1ポイント減点されました。
実験の結果、現代に作られたバイオリンが合計26ポイントでトップを獲得。
このバイオリンは、4名のバイオリニストが「最も気に入ったバイオリン」と評価していて、別の4名のバイオリニストが「2番目に気に入ったバイオリン」、2名のバイオリニストが「気に入らない」と評価していたもの。
一方で、最も評価が低かったのはストラディバリウスで、点数はマイナス9ポイントでした。
全12台のバイオリンをポイント獲得順に並べると、1位と2位は現代のバイオリン、3位は黄金期に作られたストラディバリウス、11位が現代のバイオリン、最下位がストラディバリウスだったとのこと。
2010年の実験と同じく、現代のバイオリンに高評価が下されました。
2つ目の実験は、バイオリニストたちが演奏終了後に「今弾いていたバイオリンは古いものか新しいものか」を30秒以内に判断するというもの。
結果は正解が31回、不正解が33回、答えが曖昧だったのは5回でした。
この結果を受けて、実験を率いた3名の研究者は、「バイオリニストたちは、自分の好みのバイオリンと気に入らないバイオリンについてハッキリと区別することができますが、バイオリンが作られた年代の区別については、偶然よりも少しマシ程度の正解率でした。
ストラディバリウス特有の音色を出すには、演奏者側が豊かな演奏経験を積んでいる必要があります」と記しています。
カーティン氏は、「私にとって最も重要な発見は、バイオリニストたちが好みのバイオリンを容易に区別できる一方で、ストラディバリウスと現代のバイオリンを区別できなかったということです。
つまり、トップクラスのバイオリニストが新しいバイオリンを探す際には、バイオリンが作られた年代や国は全く関係ないということです」と語っています。
私自身もストラディバリウス 「タルティーニ」の生音色を間近で聞いたことがあるが、ハッキリ言って300万円クラスのバイオリンの音色と大差がないと感じた。
ストラディバリウスはホールの奥まで音が届くという特性があるが、それだけで億は高すぎである。
ちなみに上級国民は価値がない物に付加価値を付けるのが得意だ⬇️
◯RAPT×読者対談〈第40弾〉悪魔が破壊したアートと言論の世界。
彼等は庶民では手が届かないようにストラドに億の価値を付けた。
優越感に浸る為なのか、投機目的なのか、脱税対策なのか、様々な理由があると思うが、実験結果からも億の価値はないと誰の目にも明らかだ。
まさにストラドは、嘘の塊であるイルミナティに相応しいバイオリンだと言える。